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気温が上がり始める5月頃から、
ボディの状態に変化が出てくる車が増えてきます。
その原因のひとつが 紫外線 です。
紫外線は塗装にとって、
目に見えにくいダメージを積み重ねる存在です。
・ボディカラーの退色
・クリア層の劣化
・ツヤ落ち
こうした変化は、一度に起きるわけではありません。
少しずつ蓄積し、夏本番を迎える頃に
「気づいたらツヤがなくなっていた」という状態になることがあります。
また、紫外線は
汚れとの相乗効果でダメージが進む
という特徴があります。
汚れがついたまま直射日光に晒されると、
熱と光が加わり、塗装に強く固着したり、
シミとして残りやすくなります。
この時期にこそ、
洗車や簡単なケアをこまめに行うことで、
夏のダメージを大きく減らすことができます。
「まだ大丈夫」と思われがちですが、
5月は紫外線が一気に強まり、
実は一年の中でも早めの対策が必要なタイミングです。
「新車だから磨かなくても大丈夫」
そう思われる方は多いと思います。
確かに、新車はキレイです。
ただし、
必ずしも塗装の状態が完璧とは限りません。
新車であっても、
・輸送中の保護フィルム跡
・軽微な拭きキズ
・保管中のシミ
などが見られることがあります。
これらは目立たないことも多く、
そのままコーティング施工をすると、
後から違和感として出てくる場合があります。
磨きは、
「キズを消すため」だけでなく、
塗装表面を整え、
コーティングが正しく定着する状態にするための工程です。
車の状態を確認した上で、
必要な範囲だけ丁寧に手を入れる。
それが、長くきれいに乗るための下地づくりだと考えています。
「コーティングしているのに、
春はやたら汚れが目立つ気がする。」
こう感じる方は少なくありません。
実際、春はコーティング施工車であっても
汚れやすい季節です。
花粉・黄砂・雨、
これらが短期間で繰り返し付着することで、
被膜表面に汚れが乗った状態が続きます。
コーティングは汚れを防ぐものではなく、
汚れを落としやすくするためのものです。
付かなくなるわけではありません。
この時期は、
「汚れたら落とす」という
シンプルなケアを続けることが重要です。
逆に、
強くこすったり、
まとめて落とそうとする方が
ボディには負担になります。
春は、
コーティングの性能よりも
扱い方が問われる季節です。
4月になると、
「雨ジミが目立つようになった」
という声が一気に増えてきます。
これは、春特有の環境が大きく関係しています。
花粉や黄砂がボディに付着した状態で雨が降ると、
その成分を含んだ水分が乾燥し、
塗装表面にシミとして残りやすくなります。
特に、
・日中と夜間の寒暖差
・日差しの強まり
が重なることで、
雨水が急激に乾き、跡になりやすい状況が生まれます。
雨ジミ対策として大切なのは、
「濡れたまま放置しない」こと。
可能であれば、雨の後に軽く水で流すだけでも、
シミの発生を抑えることができます。
放置して固着してしまった雨ジミは、
洗車だけでは落とせない場合もあります。
早めの対処が、ボディを守る近道です。
コーティングの仕上がりは、
塗った瞬間ではなく、
その前段階でほぼ決まっています。
それが磨き、いわゆる下地処理です。
塗装表面には、
目に見えない細かなキズや
シミ、くすみが必ず存在しています。
これを整えずにコーティングをしてしまうと、
それらを閉じ込めた状態で仕上げることになります。
磨きはキズを消す作業ではなく、
塗装表面を整え、
コーティングが正しく定着する土台を作る工程です。
車種や塗装の硬さ、
これまでの使用環境によって、
必要な磨き方はすべて異なります。
だからこそ当店では、
決まった工程や時間を当てはめるのではなく、
一台一台の状態を見ながら調整しています。
磨きは目立たない工程ですが、
仕上がりの質を左右する
最も重要な部分だと考えています。
黄砂が飛来する時期になると、
ボディ全体がザラついたような感触になることがあります。
黄砂は砂や鉱物の微粒子を多く含んでおり、
これがボディ表面に付着したまま触ってしまうと、
細かいキズの原因になります。
特にやってしまいがちなのが、
乾いた状態での拭き取りや
軽く撫でるような洗車です。
一見キズが入っていないようでも、
積み重なることで塗装全体のツヤが落ち、
くすみの原因になります。
黄砂が多い日は、
無理に手を入れず、
まずはしっかり水で流すことが基本です。
触る前に落とす。
これだけでもボディへの負担は大きく変わります。
春になると一気に増えるのが花粉の付着です。
一見すると黄色っぽい汚れに見えるため、
「洗えば落ちるもの」と思われがちですが、
実際には単なる汚れではありません。
花粉は水分を含むことで成分が変化し、
塗装表面に影響を与える性質があります。
特に雨と重なると、
ボディにシミのような痕が残るケースも少なくありません。
この状態で無理にこすってしまうと、
花粉そのものではなく、
塗装へのダメージを広げてしまうことがあります。
春先は「汚れたらすぐ拭く」よりも、
正しく洗い流すことが重要な時期です。
コーティング施工車であっても、
花粉の影響を完全に防ぐことはできないため、
扱い方には注意が必要です。
染みになって取れなくなってしまった時は特別な処置をします。
コーティングを検討されている方から、
「一番いいコーティングをお願いします」
と言われることがあります。
ですが正直に言うと、
すべての車・すべての環境に合う万能なコーティングは存在しません。
車の保管環境は、
屋外か屋内か、
走行距離、使用頻度、洗車習慣など、
人それぞれ大きく異なります。
どれだけ高性能なコーティングでも、
使い方や環境が合わなければ、
期待通りの効果を発揮できない場合があります。
だからこそ当店では、
コーティング剤ありきではなく、
車の状態と使用環境を優先して施工内容を決めています。
「何を塗るか」よりも、
「どう仕上げ、どう使うか」。
そこを理解してもらうことが、
長く満足して乗っていただくために大切だと考えています。
寒い時期になると、
「どうせすぐ汚れるから」と
ボディケアを後回しにしてしまう方も少なくありません。
しかし実際には、冬こそボディにとって厳しい季節です。
融雪剤や凍結防止剤、
乾燥した空気による汚れの固着、
気温差による結露や水分の残留など、
冬は塗装に負担がかかりやすい条件がそろっています。
この時期にボディ表面の保護が弱い状態だと、
汚れが直接塗装に影響し、
春先にシミやくすみとして表面化することもあります。
当店では、
「冬だから何もしない」ではなく、
冬を越えるためのケアを重視しています。
季節に合わせた施工やメンテナンスを行うことで、
春を迎えたときのボディ状態には大きな差が出ます。
冬場、雪国や寒冷地を中心に使われる融雪剤。
実はこの融雪剤、ボディや下回りにとっては非常に負担の大きい存在です。
融雪剤の主成分は塩化カルシウムなどの塩分です。
これがボディや下回りに付着したまま放置されると、
金属部分の腐食を早め、サビの原因となります。
特に注意が必要なのが下回りです。
見えにくい部分ではありますが、
足回りやフレーム周辺に付着した融雪剤は、
気づかないうちにダメージを進行させてしまいます。
冬場は洗車頻度が下がりがちですが、
定期的な下回り洗浄を行うことで、
融雪剤による影響を大きく軽減できます。
ボディ表面だけでなく、
見えない部分も含めてケアすることが、
長く安心して車に乗るためのポイントです。